丹沢のシカの皮革でファッション界と連携する

PAUL SMITH COLLECTION

写真は左:限定レザーブルゾン(¥194,400)・まん中:レザーブルゾン(¥108,000)・右:レザージャケット(¥162,000)

冒頭の上質なイメージのするレザーブルゾン&ジャケットの写真はイギリスのデザイナー《PAUL SMITH COLLECTION》のウェブサイトからのものですが、そしてもちろん、3つとも残念ながらシカ皮革ではないのですが、こんなイメージの衣服を丹沢のシカを使って、一流のファッションブランドにお願いをして、丹沢シカのロゴ・マークでも入れて、作ってもらうことができると、これはもう夢の実現ということになります。

ところで、ニホンジカの皮革は昔からさまざまな分野で活用されていたようです。日本人の生活・文化に密着し受け継がれてきた遺産として、シカ皮革の伝統文化を現代にも活かす活動を続けている《日本鹿皮革開発協議会》 では、シカ皮革の特長をこのようにまとめています。

  • 非常に軽い
  • しなやかで、肌触りがよく、よく伸び、柔軟である
  • 強靱で、耐久性がある
  • 保温性・通気性に優れている
  • 吸湿性・吸水性・帯電防止性が優れている
  • 汚れ取り性や磨き性が優れている(セーム革)

確かに、ラムスキン(幼羊)と同じようにシカの軽さ&柔らかさには定評があり、通気性の良さや強い耐水性もシカ皮革独特の特長といわれています。現在、衣服や鞄などに使われる皮革素材はもっぱら輸入に頼っていますが、ウェブサイトで検索してみると。ニホンジカの皮革を使った、こだわりの商品は現在も 少なからず流通しているようです。

一番大事なことは、そのデ ザインと品質が本物であること。

そこで丹沢で捕獲されるシカからとれる皮革を、衣服や鞄などに活用する道を開くことで、現在確保することが困難になっているハンター(狩猟者)の皆さんのモチベーションを高めることができないものかと、考えた次第です。でも、いわゆる衣服などファッション素材として使われる場合、一番大事なことはそのデ ザインと品質にあります。可能であれば、丹沢のシカ皮革は一流の加工技術で鞣され、一流のデザインで商品化してほしいものです。従って、皮革の加工メーカーに納めて終わりで はなく、丹沢シカのブランド・ロゴマークを付けて、一流の商品にデザインし販売してくれるファッションメーカーとも連携することが重要になってきます。

などど勝手なことを思いながら、シカ製品に関わるウェブサイトを眺めていると、長崎県にある島のひとつ、対馬(市)のサイトに興味深いページを見つけました。題して《対馬市島おこし協働隊》。この中にレザークラフトで島おこし!の担当の方がおり、ご活躍のようです。その活動内容を以下にまとめてみました。

  • イノシシ及びシカの原皮の収集、調達、鞣し着色工場(東京)への送付
  • 皮革製品化の可能性調査(コスト計算等)
  • 皮革製品の試験的製作(ストラップ、バッグ、名刺入れ、ネームホルダー、ジャケット、ビジネス手帳等)・販売
  • 普及啓発活動(都内イベント、公民館講座等)

と、ハンター(狩猟者)の皆さんと消費者をつなぐ文字通り皮革製品の総合プロデューサーとしての役割を担っています。衣服や鞄だけでなく、このように商品のジャンルも幅広く構えることも大切ですね。

そんなことを思いながら、ナイスなジャケット&コートを探してみると(残念ながら、ディアーレザーではなさそうですが)こんなカンジで載っていました。

TOMORROWLAND

写真は左:BLOUSON(¥99,360)・まん中:TOP(¥39,960)以上2点《DES PRÉS
右:JACKET(¥59,850)この1点は《TOMORROWLAND

ボッテガ・ヴェネタ

写真は左:ネロ ラバー カーフ パーカー(¥788,400)・
右:ダーク オーバジーン ラバー カーフ バイカー(¥745,200)以上2点は《ボッテガ・ヴェネタ

TOMORROWLAND

写真はCOAT(¥262,500)この1点は《TOMORROWLAND

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