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森の再生1)潜在自然植生調査3/3(亜高木)

2. 亜高木

丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の植生を調査した資料を参考に、樹種を一覧にしてまとめるシリーズの今日は《亜高木》について。まず神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた亜高木の植生一覧から見ていくことにします。

ヤブツバキクラス亜
次に、潜在自然植生を構成する多層群落が今も残る丹沢周辺の5つの寺社林に分布する《亜高木》の植生一覧を表示します。


これらの亜高木一覧をながめてみると、代表例として記載されているものを除けば、それぞれの林分には2〜3種類の樹種が見られることがわかります。高木が常に5種類前後をキープしているのに較べると、亜高木はおよそその半分に減っているようですが、ここで参考にした3種類の資料のなかには、林分によっては従来高木に分類すべきものを亜高木に持ってきている事例もあり、高木と亜高木の厳格な線引きが曖昧になっている場合もあるように思えます。
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