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自然林回復・創造の作業フローチャート

これまで6回にわたって紹介した《ふるさとの木によるふるさとの森づくり》シリーズは宮脇式の潜在自然植生の森を再生するための実践的な手法と手順を教えてくれるものですが、その詳しさはこれまで私が目を通した宮脇さんの書物やサイト上のコンテンツの中でも、群を抜いているようなレベルであるように思われます。

そこで今日の備忘録は、引用元のコンテンツの資料《自然林回復・創造の作業》というタイトルのフローチャートを紹介します。どういう訳か、この資料だけは英文のみのまま綴じられており、英語が大の苦手な者としては扱うには手に余りそうなのですが、興味深いのは、全体を2つのブロック、1)fundamental survey 2)working plan に分けているなかで、1)fundamental survey(基礎調査)のチャートが全体の半分以上を占めるほどに詳しそうなことです。

2)working plan(植栽計画)は《ふるさとの木によるふるさとの森づくり》シリーズの大半を費やしてたっぷりと言えるほどのボリュームで語られているのに対して、1)fundamental survey 基礎調査については次のような簡単な説明で終わっているため、これを補足する意味でもチャートの紹介が有意義ではないかと思った次第です。

植林予定地の現場で、植物生態学的基礎調査(植生調査)を行ない、土地本来の潜在自然植生を把握する。潜在自然植生を基礎に、高木樹種(主木)を選定する。日本国内では、関東以南は常緑広葉樹のシイ、タブ、カシ類、関東以北では主に落葉広葉樹のブナやミズナラが主木とされる。(横浜国大環境研紀要19 : 73-107(1993) p76)

●Flow chart for the restoration and creation of native forests.
(自然林回復・創造の作業フローチャート)

自然林回復
(この稿未完)
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