森の発見– category –
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森の発見
丹沢の植生は30タイプ(3.植林・人工草地)
3連続講座《丹沢の植生は30タイプ》最終回の第三回目は今日では丹沢の森の多くを占めている植林および人工草地について丹沢大山総合調査学術報告書(2007年)に沿って見ていきたいと思います。 3.植林および人工草地 19) 夏緑広葉樹植林 ケヤキ植林(... -
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丹沢の植生は30タイプ(2.代償植生)
現存植生の多くは、本来その土地に生育していた自然植生(原生林など)が人間活動の影響によって置き換えられた代償植生であると言われています。その代表が二次林で、人工植林とは異なり、自然植生(原生林など)が何らかの原因で破壊されたあとに自然に... -
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丹沢の多層群落
これまで名前が出て来た丹沢の高木・亜高木・低木・草本をここにまとめてみました。今後も新たにわかり次第樹木名を追加する他、それぞれの写真などの掲載も考えており、目標は(いつになるやら未定ですが)丹沢植生図鑑の完成にあります。 ◎高木 アカガシ... -
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丹沢の植生は30タイプ(1.自然植生)
丹沢の植生について丹沢大山総合調査学術報告書(2007年)は、丹沢の東と西の任意の区域(モニタリングエリア)を設け調べることで、全体で3oの群集・群落の分布を明らかにしています。 まず、基本的な植生を大きく3タイプに分類。 自然植生 代償植生 植... -
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ポット苗ができるまで(森の作り方06)
《森の作り方》シリーズではたびたび《ポット苗》について、潜在自然植生の森を作る上での重要なキーワードの一つであることを宮脇昭さんの本をそのまま 代弁するようにして触れてきましたが、今日はもう一度ポット苗にフォーカスし、ポット苗の達人になる... -
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混植&密植(森の作り方05)
これまで宮脇昭さんの『木を植えよ!』(新潮選書 2006年)を教科書にして《森の作り方》をシリーズで学習してきました。なにしろ、ついこの前までは植生についてはまったくの素人でしかなく、山の緑に触れては「マイナスオゾンが心地いい」などと、この... -
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植樹後の手入れは3年まで(森の作り方04)
『木を植えよ!』(宮脇昭著 新潮選書 2006)を教科書に、森を作る学習シリーズの第4回目は《植樹後の手入れ》について。 芝生や街路樹、公園の林などを見ていると、ヒトが植えたものは植えた後の管理とその費用も大変なようです。例えば東京近郊の市所有... -
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常緑広葉樹は紅葉しない?(森の作り方03)
宮脇昭さんの『木を植えよ!』(新潮選書2006)を教科書にして進める《森の作り方》シリーズの、今回は第三回《幼苗の植え方》です。ところで、ここで イメージする樹種は丹沢山系の中域700〜800m以下分布する常緑広葉樹林(ヤブコウジースダジイ群集)に... -
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ドングリという木はありません(森の作り方02)
森の作りかたの第一回《潜在自然植生》の続編です。今回は「森のつくり方 その2 樹苗のつくり方」。いつものように、私の教科書=宮脇昭さんの『木を植えよ!』(新潮選書 2006年)に沿って話を進めることにします。 前回、森をつくるための《潜在自然... -
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潜在自然植生について(森の作り方01)
私が丹沢の森について考えるときに教科書としていつも参考にしているのが宮脇昭さんの『木を植えよ!』(新潮選書 2006年)。全体が9章で構成され、特に最後の第9章は《自宅の庭に森をつくろう》という大変刺激的なタイトルでしめくくられています。で...