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森の商標

森の再生事業という私の新しいライフワークというよりも夢想に近く、より正確にはその時どきの妄想の断片や寄せ集めを文字列にしてみたのがこの《森の商標》のページ群。
改めて読み返してみると、とても正視するには耐えられないものばかりですが、ひょっとしてこの夢想者はその正体を半分ほど隠しているのかも知れません。

31種類もの樹の苗木を混植・密植する

この備忘録にたびたび顔をだすnpo法人国際ふるさとの森づくり協会(renafo)が主催した《ふるさとの森づくり》と題した植樹会に参加した時の報告書。中央道小仏トンネルに近い山の斜面に高木—亜高木—低木と常緑広葉樹の多層群落を構成する31種類におよぶポット苗2,500本を植樹した時のものです。

植樹現場は500mほどの標高があるため、落葉広葉樹をすこし含めた樹木構成にしたこと、さらに園路側には低木や花木だけを配置したゾーンを作り、常緑広葉樹を中心にした高木から低木で構成される多層群落の樹種をその背後に持ってくるなど、これまでの教科書的な森づくりからステップアップしたフレキシブルなものになっているのも特長的です。

植生トレンド考1:
《あの日、なぜ津波からこの神社は残ったのか。》と問いかけるポスターについて考えてみる

駅貼りポスター《あの日、なぜ津波からこの神社は残ったのか。》という大きな文字のコピーを掲げた《鎮守の森のプロジェクト》の活動pr広告についての個人的な一説。あの日の津波とは311のことだと解りますが、これをみる人がすぐに神社林つまり鎮守の森へと想像力を逞しく回転してくれるかどうか?!広告の訴求力が試されています。

森の活かし方

朝日新聞が月に一回発行する(朝刊に折り込みで付いてくる)タブロイド判のthe asahi shinbun globe(朝日新聞グローブ)が上記タイトル《森の活かし方》の特集を組んでいるのを知って、面白そうだと興味本位に飛びついてみたものの、自らの力不足のため例によって未完に。

潜在自然植生を拡げる事業とnpo

森づくりの活動を行うあるnpoの代表は、私の「もっと積極的に行政にアプローチして、自治体の森林再生事業に参加してみてはどうでしょうか」という誘いに「私たちはクライアントにお仕えする業者にはなりたくない」と言います。地球環境を守り自然が本来備えている豊かな生態系を再生しようという崇高な精神を汚したくはないことを意味しているのでしょうか。森の再生事業またはビジネスとnpoの関わりについて、すこし考えてみました。

《潜在自然植生の森》プレゼンテーション
《潜在自然植生の森》プレゼンテーション2

《潜在自然植生》についていろいろと知ったり調べたり聞いてみたりしながら、《潜在自然植生》という考え方に基づいた森づくりの活動に参加して数年経った2016年現在の私の貧しい知見(知識と経験)を再確認してみようとしたものですが、改めて読み返してみると、この再確認の作業も未完に終わっていることに気付きます。

木を植える!事業計画を考える(1)
木を植える!事業計画を考える(2)
木を植える!事業計画を考える(3)
木を植える!事業計画を考える(4)
木を植える!事業計画を考える(5)

この6回にわたって書き綴った《木を植える!事業計画を考える》も、その前か後に書いたと思われる《潜在自然植生の森》プレゼンテーションと同様、ヒマと時間を同時に持て余していた2016年当時の私の精神的な貧困状態を自ら吐露したようなものとなっています。

新しいビジネス手法で木を植える!ために

《潜在自然植生》の宮脇昭さんの著作『木を植えよ!』(新潮選書 2006年)は私にとって教科書としてはもちろん極めて実践的な想像力を満たすための指南書でもあります。その本に書かれていることにインスパイヤされたものです。

林道から200mの林業

《林道から200mの林業》とは、神奈川県がかながわ森林再生50年構想を踏まえた《神奈川地域森林計画書》のなかで、いくつか掲げている事業コンセプトの一つに「林道から200m以上離れた場所でのスギ・ヒノキの人工林はその保全を諦める」という大胆な提言があることを見つけ、さっそくそれを批判的に備忘したものです。

人と自然の共生のために何ができるか

「国民参加の森林(もり)づくり」シンポジウムという、おそらく官民一体のイベントについて記事をアップした新聞を読んでの感想文。このシンポジウムの基調講演にたった作家の池澤夏樹さんの発言には失望してしまったことが主題になっています。今の日本の森が抱える課題の本質を知ろうとせずに、何か思いつきの閃きみたいな安直さでコトを済ませようとしているのではないかと、新聞が伝える彼の発言には疑いたくもなりました。池澤さんといえば、彼の個人編集という断り書きで刊行された『世界文学全集』が思い出されます。今までにはなかった世界文学の新しい快楽と普遍を同時に味わうことを提供してくれた彼の心意気が私のなかでは輝いていたのですが。何と言っても世界のなかの日本文学として彼が推した一冊が、石牟礼道子『苦界浄土』だったことは大きな新鮮でした。

《潜在自然植生》の森のカタログを作る1
《潜在自然植生》の森のカタログを作る2
《潜在自然植生》の森のカタログを作る3

ヒマに任せて着想した、これも未完の妄作。

《潜在自然植生》の森をA4×1枚で表す

この備忘は2015年のものですが、この頃は《潜在自然植生》について見聞きしたものはすべて、一度自身の頭で整理して、なんとか知見を積み重ねることを試みていたのでしょう。今となってはその蓄積も砂上の楼閣でしかなかったようですが。

丹沢の植樹事業と自然災害

このところ、地球規模の気候変動リスクについて考えさせられるような自然災害のニュースに接することが多く、森の再生事業を夢想する者としても他人事ではありません。余談ですが、これに関して名古屋大学教授の火山学者山岡耕春さんと投資家のジム・ロジャースというまったく分野が違う二人が同じ結論に達していることには驚きです。

植樹事業とカーボンオフセット

今話題のSDGs=持続可能な開発目標にも繋がる《カーボンオフセット》にも、未来の森の再生事業者として知見を獲得しようと試みてみたのですが。

植樹が生み出す公益額を算出する

このテーマもSDGs=持続可能な開発目標とも関わるテーマ。この回も未来の森の再生事業者として知見を獲得しようと試みてみたのですが。

丹沢の樹木をめぐるこの一年間

今は昔の2015-2016の一年間を通して、備忘の断片のなかから告白の書としてそれなりの形を整えることができた5編を選び、自画自賛的に並べたbest5 of the yearもの。当時の筆者の素朴さや稚拙さを垣間見ることができます。

ポット苗から育てる森、百年後の姿1
ポット苗から育てる森、百年後の姿2
ポット苗から育てる森、百年後の姿3
ポット苗から育てる森、百年後の姿4
ポット苗から育てる森、百年後の姿5
ポット苗から育てる森、百年後の姿6

今は昔の2015-2016の一年間を通して、備忘の断片のなかから告白の書としてそれなりの形を整えることができた5編を選び、自画自賛的に並べたbest5 of the yearもの。当時の筆者の素朴さや稚拙さを垣間見ることができます。

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