2017年– date –
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森の商標
31種類もの樹の苗木を混植・密植する
【】 これまで何度か宮脇昭さんが薦める《潜在自然植生》の樹種十数種類を混植・密植する植樹会には参加したことがあるのですが、今年の秋10月にnpo法人国際ふるさとの森づくり協会(renafo)が主催したそれは、標高が500mほどの丘陵の斜面に、この稿の最... -
森の再来
筑波山に拡がる針広混交林と森の未来
今、日本の森を覆いつくそうとしている人工林や雑木林の荒廃から、何とかして森の自然を再生したいと思い、その手法の一つとして宮脇昭さんが薦める《潜在自然植生》の理論と実践を究めようとするのが、この備忘録の唯一のテーマですが、先日茨城県の筑波... -
森の再来
常緑広葉樹は未来と戦う
【】 丹沢山系に拡がる森の疲弊の様子を見聞きしたことを契機に、これまでいろいろと錯誤の末、樹林の再生手法の一つとして《潜在自然植生》としての常緑広葉樹の可能性とその植栽にたどり着き、これをテーマにしながら、あれこれを備忘録としてここに残し... -
森の発見
satakeDは《潜在自然植生の森づくり2.0》へ
【】 主に丹沢をはじめとした日本の森の植生についてのアレ・コレを非能率的に、まとまりもなく綴っているこの脱力系備忘録のタイトルは《satakeD》。なかでも赤文字で記された《D》って一体全体何のことよ?と、聞いてくる人は皆無と言ってもいいほどほと... -
森の発見
鎮守の森の保存と保全、その歴史と変遷
【】 この備忘録は3回ほど連続で、映像に映し出され、写真にも撮られた玄界灘に浮かぶ沖ノ島の植生を端緒に、《森の保存と保全》について考えてきましたが、今回は《鎮守の森》に絞ってその歴史と変遷する植生について少し掘り下げてみることにします。 と... -
森の再来
森の保存と森の保全を比べてみる(補足)
前回の備忘録《森の保存と森の保全を比べてみる》を改めて読み返してみると、イントロは沖ノ島という個別具体的な自然についてだったこともあり、文章にも安定感があったのが、そのうち次第にテーマが大きく抽象的になってしまい、未だに道半ばの私には手... -
森の再来
森の保存と森の保全を比べてみる
沖ノ島の森は、ヒトを拒んだことで 1,000年以上の間、今日まで自然のままに《保存》されてきた。 先日この備忘録で取り上げた《世界遺産沖ノ島の潜在自然植生》は、沖ノ島が「神が宿る島」として昔から一般の人の立ち入りが禁じられてきたと聞いた時に、こ... -
森の発見
世界遺産沖ノ島の潜在自然植生
【】 今年、玄界灘に浮かぶ沖ノ島が世界文化遺産に登録され、周囲4kmに過ぎないこの小島が実は、一般の人が立ち入ることができない「神聖な神の島」として遠い昔から今日まで崇められ、海に浮かんでいることも話題になりました。来るなと言われると、見た... -
森の再来
樹木をめぐる冒険
私が《潜在自然植生》という大きな概念に覚醒してもはや三年、そしてこの植生のことを《ふるさとの森》とわかりやすく表現し、《ふるさとの森》作り事業を進めているnpo法人国際ふるさとの森づくり協会(ReNaFo)から植生工学士という資格をいただいて、本... -
森の発見
常緑広葉樹林は植生の悪例でしょうか
前回の備忘録《常緑広葉樹世界暗黒論の恐怖》という大変刺激的なタイトルに続き、今回もある保全樹林の催しに参加しての体験報告という訳ですが、ここでも驚きの現場を目撃することになりました。 私の住居は、やたらと無駄に凸凹した地形を抱え込み、おか...
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