森の景観– category –
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森の景観
赤宇木—遺棄され、原植生に覆われる村
今年のベストだと思わせるnhk tv番組《赤宇木》。 何とか早くこの備忘録でも紹介したい、その価値を十分持っていると思ったtv番組が《赤宇木》という不思議なタイトルのnhkの作品です。この番組が放映されたのは今年3月のことだったのですが、これを見終わ... -
森の景観
森の妖怪に逢う
今年の文化功労者に民俗学者の(というよりも妖怪研究者として名高い)小松和彦さんが選ばれたと、先日の新聞に載っていました。私の場合は、宮脇昭さんの《潜在自然植生》に関わる著作を読んでいるうちに民俗学、特に縄文期にまで遡る照葉樹林文化や鎮守... -
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潜在自然植生の保全林(2)
神奈川県下で宮脇さんが携わった《潜在自然植生》の防災・環境保全林を紹介する2回目は、横浜市保土ヶ谷区にある《横浜国立大学正門》の樹林です。 大学が1979年にこの常盤台キャンパスに移転したその年から苗木が植えられ、現在の森を形成しているという... -
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潜在自然植生の保全林(1)
先日の備忘録《横浜の潜在自然植生の森》で、宮脇さんが彼の著作のなかで紹介されている神奈川県下で植栽された宮脇方式による5カ所の防災・環境保全林をリストアップしましたが、今日はその中のひとつ《横浜市北部第二下水処理場》に行って、実際に林の... -
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消えた《奇跡の森》が言い残したこと
宮脇さんの《潜在自然植生》の森についての著作を読むと、必ず都市や生活空間におけるこれらの森の大切さを説いた文章に出会います。その代表例が以前は全国各地にありながら、今は急速に姿を消しつつある鎮守の森であり、今もどっしりとその存在感を誇示... -
森の景観
奇跡の森で初詣
この正月はこれまでと少し違った《樹木のことを考える》視線を持って、代々木の杜まで初詣に行って来ました。「先人たちが知恵を絞ってつくった人工の森の世界最高傑作のひとつ」 (宮脇昭著『森の力 植物生態学者の理論と実践』講談社現代新書 p173)と... -
森の景観
蔵王の針葉樹の異変について
先日の備忘録《宮脇さんが動いた》の場合もそうでしたが、今日も半分雑誌をパラパラとめくりながら、残りの半分はTVに眼を向けていると、冬の蔵王山系観光の目玉「樹氷」になる針葉樹アオモリトドマツの葉が広範囲に枯れてしまい、このままだとスノウモン... -
森の景観
鎮守の森がなくなる前に、対策を考える
つい先日《神奈川に残る鎮守の森》について5回シリーズで今も潜在自然植生の多層群落の森が残っている神奈川県の社寺を紹介したばかりですが、今日の日経ビジネスonline版の記事のなかに「このままでは10年後、 日本の寺や神社が半減する」との一行を見つ... -
森の景観
丹沢案内
今では丹沢をテーマにした登山ガイドやマップの類いは書店に行けば数多く並んでいますが、紀行文学や小説などの分野となると、丹沢モノはあまり見かけることはないようです。例えば1970年代中期に出版された現代日本紀行文学全集(ぽるぷ出版 全12巻)は... -
森の景観
森の眺め—峠をガイドするTV番組がある
毎週日曜の夜、5分間のTV番組『峠[TOUGE]』を見るのが楽しみの一つになっています。スポーツカーtoyota86のプロモーションのための番組で、このスポーツカーの赤い、なめらかな車体が毎週、日本全国の峠道をドライブする風景を撮ったものです。とりわけ...
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