森の妖怪に逢う

今年の文化功労者に民俗学者の(というよりも妖怪研究者として名高い)小松和彦さんが選ばれたと、先日の新聞に載っていました。私の場合は、宮脇昭さんの《潜在自然植生》に関わる著作を読んでいるうちに民俗学、特に縄文期にまで遡る照...

潜在自然植生の保全林(2)

神奈川県下で宮脇さんが携わった《潜在自然植生》の防災・環境保全林を紹介する2回目は、横浜市保土ヶ谷区にある《横浜国立大学正門》の樹林です。 大学が1979年にこの常盤台キャンパスに移転したその年から苗木が植えられ、現在の...

潜在自然植生の保全林(1)

先日の備忘録《横浜の潜在自然植生の森》で、宮脇さんが彼の著作のなかで紹介されている神奈川県下で植栽された宮脇方式による5カ所の防災・環境保全林をリストアップしましたが、今日はその中のひとつ《横浜市北部第二下水処理場》に行...

消えた《奇跡の森》が言い残したこと

宮脇さんの《潜在自然植生》の森についての著作を読むと、必ず都市や生活空間におけるこれらの森の大切さを説いた文章に出会います。その代表例が以前は全国各地にありながら、今は急速に姿を消しつつある鎮守の森であり、今もどっしりと...

奇跡の森で初詣

この正月はこれまでと少し違った《樹木のことを考える》視線を持って、代々木の杜まで初詣に行って来ました。「先人たちが知恵を絞ってつくった人工の森の世界最高傑作のひとつ」 (宮脇昭著『森の力 植物生態学者の理論と実践』講談社...

蔵王の針葉樹の異変について

先日の備忘録《宮脇さんが動いた》の場合もそうでしたが、今日も半分雑誌をパラパラとめくりながら、残りの半分はTVに眼を向けていると、冬の蔵王山系観光の目玉「樹氷」になる針葉樹アオモリトドマツの葉が広範囲に枯れてしまい、この...

丹沢案内

今では丹沢をテーマにした登山ガイドやマップの類いは書店に行けば数多く並んでいますが、紀行文学や小説などの分野となると、丹沢モノはあまり見かけることはないようです。例えば1970年代中期に出版された現代日本紀行文学全集(ぽ...