森の再生1)潜在自然植生調査3/3(低木)

3. 低木

高木—亜高木に続いて、丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の《低木》について今日は見てみます。まずは前回同様、神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた植生一覧、そして次に、今も潜在自然植生が残る丹沢周辺の5つの寺社林の植生一覧を見てみましょう。

ヤブツバキクラス低
標高435〜985m域に分布するサカキ—ウラジロガシ群集は、特にシカの食害が深刻であるため、林床植生の強度のかく乱(喫食・踏み付け)に襲われています。該当群集の低木・草木の退行はそのためのようです。

丹沢社寺植生調査低
上記の寺社林のなかでも日向薬師の低木欄はすべて空白となっており、植生は見当たりませんが、その理由として「訪れる人が多く人為的干渉が過多になったり、管理が十分に行き届いていると、逆に林床植生を欠くことが多い」と言われています。

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