丹沢の病い6/10=大型動物個体群の孤立

丹沢大山山系に生息する大型動物は丹沢大山総合調査学術報告書(2007年)によると、これまで幾度となくその深刻な影響を取り上げてきたニホンジカの他にも、ツキノワグマ、ニホンカモシカ、 イノシシなどが知られています。それも丹沢の全域に分布しているそうです。でも、これらの大型動物が置かれている環境について同報告書は「その将来はきわめて暗い」とつぎのように言っています。

大型動物目撃グラフ丹沢山地には、都市部に近い立地にもかかわらず、ニホンジカやツキノワグマなどの大型の野生動物が生息している。一般に生物の種が存続していくためには、 一定以上の個体数からなる個体群が維持されていることが不可欠であるが、この調査の結果、特に大型動物では個体群の孤立と、個体数の絶対数の不足が指摘さ れた。ツキノワグマの場合には 30 頭前後と推定されており、他の山地との遺伝的な交流が不可能な孤立した個体群であるとすると、その将来はきわめて暗い。

また、報告書の「第2 節 哺乳類・鳥類Ⅰ 大型哺乳類 1. 丹沢山地における大型哺乳類の分布」には大型動物4種の目撃情報をもとにした分布図が掲載されていました。

大型動物1
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