2014年10月21日の机上の空論=大山植樹事業試論シリーズの4回目《大山地域で植樹事業を試みる(4)》の冒頭でサカキ—ウラジロガシ群集の多層群落を構成する10種類の樹種の植樹一覧表を掲出しましたが、この図表の内容を一部変更し改めて以下に掲出しなおします。
上図のように、堅果(ドングリ)や果実、種子の採集時期はほぼ秋の季節に集中していますが、樹種によってはその時期に数ヶ月のズレがあります。以下にそれぞれの花期と種子等の成熟期を列記してみました。
01)ウラジロガシ 5月に開花し、翌年の十月に堅果(ドングリ)を結ぶ。
02)アカガシ 花期は5〜6月、二年目の秋にドングリは成熟。
03)アラカシ 花期は4〜5月、一年目の秋にドングリは成熟。
04)シキミ 花期3〜4月(白や淡黄色)その年の秋に果実が割れて中から種子を出す。
05)ヒイラギ 花期11〜12月翌年の6〜7月に果実が黒紫色に熟す。
06)ヤブツバキ 花期11〜03月、10月頃に果皮が裂開して種子が飛び出す。
07)アセビ 花期3〜5月、その年の9〜10月種子が褐色になり、はじき出される。
08)テイカカズラ 花期6月、晩秋に果実は二つに割れ、中の種子は風により散布。
09)サカキ 花期6〜7月晩秋に果実が黒紫色に熟す。
10)ヤマイタチシダ実生のものを移植。