2015年– date –
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森の商標
ポット苗から育てる森、百年後の姿2
植樹から100年後の現在、見事に常緑広葉樹の森に仕上がった明治神宮の森を目標にしながら、丹沢にも同じような森を作ることを夢想する時、いま現にある神宮の森とこれから作ろうとする宮脇昭さんが提唱する手法で作る丹沢の森との比較検討を、いろんな観点... -
森の商標
ポット苗から育てる森、百年後の姿1
前回の備忘録はnhktv番組《明治神宮 不思議の森―100年の大実験》を紹介しながら、森の深化のプロセスをたどってみました。それは、かつて関東地方の平地に拡がっていたであろう常緑広葉樹を主木とする太古の森を現代に再現してみるという壮大な実験でもあ... -
森の再来
手入れしないほど、森度は深くなる
先日may05にオンエアされたtv番組《明治神宮 不思議の森―100年の大実験》を大変興味深く観てしまいました。植樹後は人の手を入れずに自然まかせで放置してきたという、宮脇さんの手法をそのまま取り入れたような森の作り方を観てしまったような気がして、... -
森の商標
水源林の防災機能
『丹沢の自然再生』によると、初編の《第1編 水源林の再生》のなかで、森林は水源涵養機能や快適な環境を形成する機能などを持っているが、同時に森林はまた土砂移動にかかわる災害を防止・軽減する機能=国土保全という大事な機能もあるとして次のように... -
森の再来
丹沢の水源林—現状と課題
《一本の植樹が水源林を作る》では本論に入る前に閉幕してしまいました。大気や海を育む以上に、植樹によって生まれる大きな効果であると考えられる水源機能について、改めて本格的な水源林論を展開しながら、丹沢の水源林としての問題に触れてみたいと思... -
森の商標
一本の植樹が水源林をつくる
先日の備忘録《樹を植える!PRポスターを考える》のなかで最後に加えたのが、このポスターで一番伝えたかったこと=植樹で得られる3つの顧客メリットを簡潔に表現しようとした図表ですが、これが実は完成度からすると、よくありませんでした。 多くの人が... -
森の商標
樹を植える!PRポスターを考える
丹沢の森に植樹をするメリットを一言でシンプルに伝えるにはどうすればいいのか?例えば、ポスターで訴求する場合、どういう表現が効果的か?物事を一歩前に進めるために、アイデアを温めてみるのはどうでしょう。 ●ポスターa(より象徴的に、より強く) ●... -
森の商標
森の力と顧客メリット
かつて漠然となのですが、丹沢の森の劣化を食い止めるために、行政やnpoの努力に加えてビジネス的な手法でこの森の再生をはかる方法は何かないものかと考えていた時に、どこかで俳優中村敦夫さんが「心ある人は一本のブナの苗木を植えるべし」という一文を... -
森の再来
森の再生1)潜在自然植生調査3/3(草本)
4. 草本植物 高木—亜高木—低木に続いて、丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の《草本》について。まずは前回同様、神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた植生一覧、そして次に、今も潜在自然植生が残る丹沢周辺の... -
森の再来
森の再生1)潜在自然植生調査3/3(低木)
3. 低木 高木—亜高木に続いて、丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の《低木》について今日は見てみます。まずは前回同様、神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた植生一覧、そして次に、今も潜在自然植生が残る丹沢...