2015年– date –
-
森の商標
丹沢の樹木をめぐるこの一年間
今からちょうど一年前のaug06,2014にこの備忘録を始めて、今日で心ならずも二年目へと入ることになります。これには「何の進展もないままに!」という強調符がついた留保の但し書きが必要ですが、とにかく時間だけが過ぎてしまい、そういうことになった次... -
森の発見
公園の樹木名を推理してみる(2/2)
前回に続いて《公園の樹木名を推理してみる》その2を試みてみました。今回は主に亜高木や低木を狙っての観察になります。そこですぐに見つかったのが、ツバキの木々。 写真右のbは樹のプレートに《タチカンツバキ》とありましたが、おそらくカンツバキの仲... -
森の発見
公園の樹木名を推理してみる
これまで主に常緑広葉樹とそれらを取り巻く樹木について繰り返し記述することで、なるべく頭の中に樹木名だけでもストックしておこうと試みてきました。これが第一段階だとすると(残された時間はあまりないのですが)次のステップでは実際の樹木を観察し... -
森の発見
教えて!雌雄異株の植樹法
備忘録june29,2015《健全な常緑広葉樹林のカタチ》のなかで、宮脇さんが多層群落の樹木で構成される理想的なシイ・シダ林を紹介した『いのちの森を生む』(日本放送協会 2006年 p59)の該当ページにあるイラスト(模式図)を模写し、掲出しました。マント... -
森の発見
丹沢5つの鎮守の森
先週の備忘録《健全な常緑広葉樹林のカタチ》の最後で、植樹地の潜在自然植生を確定したい場合、近くに残存する鎮守の森を調べてみることが不可欠になりますが、例えば丹沢の場合、鎮守の森からどのくらい離れた場所までが、その許容範囲になるのだろうか... -
森の発見
健全な常緑広葉樹林のカタチ
かつてこの備忘録の中で、宮脇さんの著作の中から、あるべき森の模式図を見つけ、そのイラストをなぞったものを載せたことがあるのですが、もう一度同じように模写してみたいと思い、宮脇さんの著書から探してみると『いのちの森を生む』(日本放送出版協... -
森の商標
ポット苗から育てる森、百年後の姿6
シリーズ《ポット苗から育てる森、百年後の姿》の4〜5では、近くにある宮脇方式の植栽事例を紹介しましたが、これらは共に横幅がわずか5〜8mほどの大学や施設の環境保全林でした。この二つの環境保全林の場合は、宮脇さんの持論である「幅が1mでもあれば、... -
森の商標
ポット苗から育てる森、百年後の姿5
前回に続き、自然遷移に比べ短い時間で潜在自然植生の森をつくる宮脇方式による植栽の事例を紹介します。(と、いっても実は今年の1月の備忘録にも使った原稿ですが、今回は視点を新たに対象に猛迫してみるつもりです) 事例2:横浜市北部第二水再生センタ... -
森の商標
ポット苗から育てる森、百年後の姿4
シリーズ《ポット苗から育てる森、百年後の姿》の4回目は宮脇方式の植栽密度について考えてみましょう。宮脇方式の植樹の最大の特長は何といっても《混植・密植》にあります。 上の図の左が《混植・密植》の植樹模式図。1㎡にそれぞれ種類の違う3本の苗木... -
森の商標
ポット苗から育てる森、百年後の姿3
前回の《ポット苗から育てる森、百年後の姿2》に引き続き、神宮の森と宮脇式植樹法による森との作り方の比較を進めます。前回は「宮脇方式による植樹から10年後、20〜30年後そして50年後の途中の植栽の様子を確認したくなります」という文章で終わっている...