森の商標– category –
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大山地域で植樹事業を試みる(4)
机上の空論=大山植樹事業試論の4回目は、《サカキ—ウラジロガシ群集》の多層群落を構成する10種類の樹種の植樹一覧表を以下に示します。 下草のヤマイタチシダを除いた全ての樹種は、成熟したドングリや果実を初年度の10-11月にかけて一度に採集し、育苗... -
大山地域で植樹事業を試みる(3)
机上の空論=大山植樹事業試論の3回目は、前回で導き出した東丹沢の《サカキ—ウラジロガシ群集》の多層群落を構成する樹種それぞれのポット苗の作り方、育て方を考えてみることにします。これらの群落は以下の通り。 高木 :ウラジロガシ、アカガシ、ア... -
大山地域で植樹事業を試みる(2)
前回の《大山地域で植樹事業を試みる》では、この地域の任意の場所で東京ドームと同等の面積(約4.7ha)に潜在自然植生の森を再生するとなると、最初にどんな課題に遭遇するのかを、ランダムに並べてみました。そこでわかった二つのことを以下にまとめてみ... -
大山地域で植樹事業を試みる
これまで『木を植えよ!』をはじめとした宮脇昭さんの書籍に教えを請いながら、その土地本来の潜在自然植生の森を再生するための、植樹の方法を少しずつ勉強しました。高木−亜高木−低木−下草で構成される多層群落の森をつくることの大切さや大変さも同時に... -
エコロジカル・デザイン(序2)
丹沢での植樹事業を進めるための見取り図を作る《エコロジカル・デザイン》の今日は二回目です。 前回に続き、事業をスタートする場合の作業スケジュールを作ってみました。 2.植樹事業スケジュール 上図は樹種の選定から植樹までの作業進行表ですが、樹種... -
エコロジカル・デザイン(序)
今日のタイトルに使ったエコロジカル(ecological:生態学的)という言葉は、かなり狭い意味で、つまり「潜在自然植生という生態学的な脚本にしたがって、それぞれの地域に適した樹種の選択を間違わずに本気で進めれば、森づくりは必ず成功する」(宮脇昭... -
丹沢のシカの皮革でファッション界と連携する
写真は左:限定レザーブルゾン(¥194,400)・まん中:レザーブルゾン(¥108,000)・右:レザージャケット(¥162,000) 冒頭の上質なイメージのするレザーブルゾン&ジャケットの写真はイギリスのデザイナー《PAUL SMITH COLLECTION》のウェブサイトからの... -
人工林を照葉樹林に復元する
丹沢の森をビジネスで再生するためには、第一に植樹とその後の管理のための一連の作業、第二番目に植樹のために森の環境を整えておくための作業、この二つに大別されるようです。この考えを「メモ書き」したときの画像を載せたことがあります。 《植樹事業... -
参考にしたい森の植樹事例
私は『木を植えよ!』の著者である宮脇昭さんの、隠れ生徒を自称できるようになるために、今は一心不乱に?勉強中なのですが、さっそく大きな疑問が一つ出てきました。それは、マツ、スギ、ヒノキなどの針葉樹からなる人工林が駆逐され、丹沢の森が潜在自... -
植樹事業は丹沢住民の手で
丹沢の森をビジネスで再生するという夢の独白シリーズの第2回《森のビジネス発展系》で、植樹事業を丹沢だけ(第1ステージ)でなく、将来的には都市部にも事業領域を広げ、あわよくば全国で「森をつくる」事業(第2ステージ)を展開するアイデアを、私...