2016年– date –
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森の再来
広葉樹林整備マニュアルを読む6
これまで5回にわたって整理する能力を欠如したまま、ダラダラと神奈川県の広葉樹林整備の考え方とその内容を紹介してきました。整備の対象になるのは管理放棄された私有林、それも夏緑(落葉)広葉樹林ですが、ここから見えてくることは、丹沢山地の森はそ... -
森の発見
原始自然保存区ができればいい
《日本の名随筆》というシリーズ名の本があります。今から30年ほど前の1980年代中頃から、作品社というお堅い出版社によって刊行され続け、現在では200巻を超えるほどの寿命の長い刊行物になっています。タイトルには一巻ごとに『花』や『命』などといった... -
森の再来
広葉樹林整備マニュアルを読む5
神奈川県が2003年に作成した《水源涵養域での広葉樹林整備マニュアル》の概要を紹介しながらそこから見えてくる課題を検証してみるシリーズの5回目の今回は、丹沢・大山に拡がる植生=植物群落の実際を見てみることから始めます。 その前にここでもう一度... -
森の再来
広葉樹林整備マニュアルを読む4
シリーズ4回目の今日は、標高800m以下の区域での落葉広葉樹の森林整備の具体的な内容を整備マニュアルから紹介しながら、対象となる落葉広葉樹林のヒトの手による整備は今だけの短期間のものなのか、それとも広葉樹林である限り半永久的に続くものなのか... -
森の再来
広葉樹林整備マニュアルを読む3
先日ウェブ上で見つけた神奈川県の水源林整備事業のpdf資料《水源の森林づくり 広葉樹林整備マニュアル 水源かん養エリア編》を紐解いてみる備忘録《広葉樹林整備マニュアルを読む》は簡単には私の手から離れそうにもなく、今回で3回目となりました。こ... -
森の再来
広葉樹林整備マニュアルを読む2
前回の続編になります。前回は神奈川県が作った《水源涵養域での広葉樹林整備マニュアル》を通読した上で、次のように検証課題を自らに課してみました。下の文章は県のマニュアル中、私が注目したパートを私なりにまとめたもの。赤下線はそれぞれ、本当に... -
森の再来
広葉樹林整備マニュアルを読む
これまでに何度か神奈川県の水源林保全・再生事業について、その概要を紹介してきましたが、そのなかで、人工林を保全・再生するプロセスの手法についてはいろんな解説や資料を見つけることができ、その内容を把握することもできました。ところが、水源林... -
森の商標
《潜在自然植生の森》プレゼンテーション2
前回の備忘録《潜在自然植生の森プレゼンテーション》では、あらかじめ予定していたこの森をつくる事業の優位性を具体的に並べた訴求8項目の全てを記述することができず、2つを取りこぼしてしまいました。2つとも《潜在自然植生の森》が持っている防災機能... -
森の商標
《潜在自然植生の森》プレゼンテーション
5年目の3月11日を映すtvの画面に向かって言う。被災地に人の生活が戻り、彼らの街と緑が早く蘇りますようにと。 ■ 《潜在自然植生》の木を植えるという事業の優位性について。よくよく考えてみると、ここには二種類の異なる層の、ヒトにとっての効用や価値... -
森の発見
《潜在自然植生の森》が持つ事業優位性
先月の備忘録は《木を植える!》事業計画をその類の本を参考にしながら、5回にわたって文字通り妄想を逞しくしながら、事業プラン書き方の習得に集中してきました。これまでやってきたことを概観すると以下のようになります。 上の5つの妄想の中でも特に...