森の再来– category –
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森の再来
潜在自然植生と人工林(仮)
宮脇さん的な視点の欠如 これまで何度となくこの備忘録でも指摘したことですが、宮脇昭さんが全国各地で音頭をとって推進している「いのちの森作り」いわゆる《宮脇式植樹法》について、一般的な評価は今どのあたりにあるのか?が、私には大変気がかりなこ... -
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手入れしないほど、森度は深くなる
先日may05にオンエアされたtv番組《明治神宮 不思議の森―100年の大実験》を大変興味深く観てしまいました。植樹後は人の手を入れずに自然まかせで放置してきたという、宮脇さんの手法をそのまま取り入れたような森の作り方を観てしまったような気がして、... -
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丹沢の水源林—現状と課題
《一本の植樹が水源林を作る》では本論に入る前に閉幕してしまいました。大気や海を育む以上に、植樹によって生まれる大きな効果であると考えられる水源機能について、改めて本格的な水源林論を展開しながら、丹沢の水源林としての問題に触れてみたいと思... -
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森の再生1)潜在自然植生調査3/3(草本)
4. 草本植物 高木—亜高木—低木に続いて、丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の《草本》について。まずは前回同様、神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた植生一覧、そして次に、今も潜在自然植生が残る丹沢周辺の... -
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森の再生1)潜在自然植生調査3/3(低木)
3. 低木 高木—亜高木に続いて、丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の《低木》について今日は見てみます。まずは前回同様、神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた植生一覧、そして次に、今も潜在自然植生が残る丹沢... -
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森の再生1)潜在自然植生調査3/3(亜高木)
2. 亜高木 丹沢とその周辺に残る常緑広葉樹林(ヤブツバキクラス域)の植生を調査した資料を参考に、樹種を一覧にしてまとめるシリーズの今日は《亜高木》について。まず神奈川県の代表例と丹沢に分布する3種類の群集をまとめた亜高木の植生一覧から見て... -
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森の再生1)潜在自然植生調査3/3(高木)
現在進行中の《森の再生1)潜在自然植生調査》では丹沢とその周辺の植生を前々回および前回の二回に分けて見てきましたが、今日はそのマトメになります。以下、植生の一覧表を参考にしながら、進めて行きたいと思います。 以下の植生一覧表は、横浜国立大... -
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森の再生1)潜在自然植生調査2/3
前回の《森の再生1)潜在自然植生調査1/2》に続いて、私の忘備録の中から丹沢の植生についての記述をピックアップし、それらを一つにまとめてしまおうと言うシリーズの二回目の今日は現在も自然植生が残っていると言われる神奈川県下の寺社林=鎮守の森に... -
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森の再生1)潜在自然植生調査1/3
これまで備忘録に書きつけたなかで、宮脇方式による丹沢の森の再生に向けての一連の作業を順序を追って紹介したそれぞれのパートを、もう一度整理しながらまとめてみるのもムダではないように思います。そうすることで、残された課題はもうないのか、とい... -
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主木の配置と《昆植・密植》
この写真は前回の備忘録《代々木の杜の物語〜明治神宮(nhkbs)》でも使った明治神宮の森を撮ったものです。写真を見る限りでは、主木はそれぞれ5〜10mほどの間隔で配置されていることが分かります。 次は丹沢の蛭ガ岳山頂から30分ほど歩いた山の北側斜面...